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アメリカ時代

アメリカでの音楽活動

それまでとは価値観の異なる地で音楽活動を始めた天道。

生活は楽でなく、ストリートミュージシャンとして生計を立てていた時期もありました。アジア人がステージで歌うことへの偏見の中、自分は何者で、なぜ日本からここに来て、なんのために歌っているのか、そんなことを突きつけられる毎日でした。
そして個人主義、実力主義の意識の強い社会の中で、否応なく「自分」をさらけ出しパフォーマンスを行う日々の中、既存の価値観にとらわれないこと、自分らしく在ることの大切さを肌で感じ、徐々に心のバランスを取り戻していきました。

毎週ニューヨークの教会でゴスペルを歌うことで音楽への情熱を取り戻し、2010年、全米最大のゴスペルイベント「McDonald's Gospel Festival 2010」において日本人グループのソリストとして大会初優勝。その後、アポロシアター「ゴスペルナイト」にゲスト出演。極真空手北米大会でアメリカ国歌を2010年から2012年までの3年間連続歌唱。2012年には配信シングル「#1」がAmazon Japanの3部門でチャート1位を獲得。続く2013年にはアルバム「Reborn」がAmazon Japanの2部門で1位になっています。
若くして成功をし、失敗が許されなかった日本での音楽活動。誰も知らない全てが一からのアメリカでの音楽活動。アメリカでの5年間は、天道に何度でも挑戦する強さと、自分を受け入れ、自分らしく生きる自信をもたらしました。

天道清貴デビュー〜日本での活動の写真
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天道清貴デビュー〜日本での活動の写真
天道清貴デビュー〜日本での活動の写真
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震災と音楽

2011年3月11日に起きた東日本大震災の報せを天道が受け取ったのは、ニューヨークの時間にして深夜1時のこと。

天道の地元、仙台の蒲生地区は最も大きな被害を受けた地域の一つで、家族、友人も避難生活を余儀なくされたこの震災は、天道の音楽活動に大きな影響を及ぼしました。

みやぎ絆大使でもある天道は、ニューヨークで街頭での募金活動や復興のためのチャリティコンサート行いながら、渡航できるタイミングで被災地を巡り、歌うことで被災地の人々を応援する取り組みを行っており、現在まで復興支援の活動を続けています。
天道にとって東日本大震災は、音楽に対する向き合い方、誰かのために音楽ができる具体的なアクションを改めて考えるきっかけになったといいます。震災に端を発する一連の出来事は、天道に「自分には音楽しかない」ことを強く自覚させたとともに、「自分の音楽は誰かを救うためにある」ことを改めて認識させる問いかけでもありました。

天道清貴デビュー〜日本での活動の写真
天道清貴デビュー〜日本での活動の写真
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